旅行学科

ツアーコンダクターになるには？

ツアーコンダクターの仕事とは？
ツアーコンダクターになるには？
ツアーコンダクターの年収はどのくらい？
ツアーコンダクターに必要な資格は？
ツアーコンダクターに向いているのはどんな人？
ツアーコンダクターの将来性は？
ツアーコンダクターになるにはこの学科！
ツアーコンダクターに関連する仕事は？

ツアーコンダクターの仕事とは？

快適な旅を過ごすための付き添い人

ツアーコンダクターは、「添乗員」「ツアコン」とも呼ばれます。
主な仕事内容は、旅行会社が企画する旅行ツアーに添乗して、出発から旅行中までの旅程に付きそうこと。
添乗中は、ツアーがスムーズに運ぶよう、計画されたスケジュールの管理をすることが第一に求められます。さらに、観光地の魅力を伝えるため歴史や文化、見所についての説明等も行います。様々な場面で、参加者が快適で安全な旅行体験を得られるようにサポートします。
主に団体旅行、企業旅行、修学旅行などに関わることが多いですが、歴史探訪ツアーといったテーマツアーや、大規模なイベント、カンファレンスの際に参加者の移動や滞在をサポートするようなケースもあるようです。
いずれのツアーに関しても、万が一の際のトラブルなどにも対応が求められるので、仕事は多岐にわたります。しかし、様々な旅先で臨機応変に対応しながらコミュニケーションを取っていくというやりがいに溢れた仕事でもあります。

ツアーコンダクターになるには？

ツアーコンダクターになるためには最低でも高校卒業資格が必要です。
一部の企業では、観光学、ホスピタリティマネジメント、歴史、言語学など関連する分野の専門学校などで学んだ知識や、旅行業務取扱管理者の国家資格を取得している人材を重視することもあるようです。
また、海外ツアーを担当する場合は英語など外国語を話すことができると大きな利点となるため、語学力の習得にも力を入れた方がベターです。
旅行関連の知識や業界について学んだあとは、旅行会社への就職を目指すのが一般的です。正社員として働くほか、ツアーコンダクターの派遣会社に登録したり、契約社員といった雇用形態もあります。

ツアーコンダクターの年収はどのくらい？

大手の旅行会社では、10年程の経験があれば年収381万円ほど。新卒社員では年収が約240万〜300万円ほどなります。（令和4年賃金構造基本統計調査より）。
派遣会社に登録して仕事をする場合は、経験年数、旅程の難易度、派遣先の旅行会社からの評価などで金額に差が付くこともあるようです。また、1添乗あたりで給与が支払われるため、より多くの依頼を受けることで自ずと年収は上がっていくでしょう。

ツアーコンダクターに必要な資格は？

ツアーコンダクターになるためには、旅行業界唯一の国家資格である旅行業務取扱管理者の資格を取得することが一般的です。旅行業法で、”旅行会社が旅行商品を販売する際、各営業所に1名以上の旅行業務取扱管理者を配置しなければならない”と定められているため、旅行業務取扱管理者を取得することは、ツアーコンダクターとしての活躍はもちろん、旅行会社に就職する際のアピールポイントとなります。
海外でツアーコンダクターとして活躍したい場合は、国や地域によって必要な資格は異なります。

総合旅行業務取扱管理者（国家資格）
国内旅行業務取扱管理者（国家資格）
INFINI
観光英語検定
実用英語技能検定

ツアーコンダクターの将来性は？

日本国内がインバウンド客で賑わっているように、世界的に旅行業界は再び成長し始めています。また、人々が体験型の消費を好む傾向になっており、旅行や観光への関心の高まりもあります。こういった背景で観光業界の将来性は楽観的に見られており、これに伴いツアーコンダクターの需要も増加すると予測されます。
一方で、スマートフォンなどで手軽に検索をして旅行をしたり、個人旅行の需要も高まっているため、将来的な役割やニーズを見据えて行く必要があります。